ニセコ猪狩農園 は、現在準備中です。
2020/09/19 21:34
北海道の雪を使ってお米を保存し、1年中新米のおいしさをお届け。
日頃よりニセコ猪狩農園のお米を召し上がってくださり、誠にありがとうございます。
9月中旬となり、例年なら稲刈りの最盛期です。
しかし、今年はあいにくの雨が続き、なかなか稲刈り作業が進みません。
今年は昨年よりも良い出来となっているのに、もどかしさと焦りが募ります。
早く皆さまに新米をお届けしたくて、晴れてくれと願う毎日です。
今日は、ニセコ猪狩農園のお米を使ってくださっているお店をご紹介します。
倶知安町樺山のホテル「always niseko」内にある、レストラン エレメンツさんです。
料理長の開発正樹さんは、当農園のお米(ななつぼし)を使ってくださることになったとき、水田まで足を運んでくださいました。日頃から地元の素材を使うように心がけているとおっしゃいます。
「選んだ理由はたったひとつ、おいしいお米だからです。これがニセコで穫れると聞いて、絶対に使いたいと思いました。使うからには、実際に作っている場所も見てみたくなって。
世界中からお客様を迎えるにあたって、やっぱりニセコの食材をお出ししたいですから」
そう言って明るく笑う開発さん。
今、いちばん力を入れています、と言って、オリジナルメニューの「オーガニックスパイスチキンカリー」を勧めてくださいました。
これでもかと言わんばかりの、たっぷりのチキン。
清涼感のあるスパイスの香りで、チキンの旨みがぐっと引き立ちます。
添えられている揚げ野菜もジューシー。スパイスは甘口と中辛の間くらいの、辛みのやさしいブレンドです。
食べる手が止まらない、とてもおいしいカレー。
お米は、しっかりめに炊き上げて、一粒一粒の弾力を生かしてくださっていました。ほどよくほぐれて、たっぷりのチキンとよくからみます。
おいしいカレーのお供ができて、うれしいですね!
レストラン エレメンツのランチは、7種類のメニューから選ぶことができます。
「まだまだ改良中なんですよ」という料理長の開発さんに、カレーのレシピについて聞きました。
「ランチでカレーを出そうと思ったとき、パキスタンカレーのようにチキンがたっぷり入ったカレーを作りたいな、と思ったんですよね。ボリュームがあって、肉の旨みもあって、スパイスの香りの良さも楽しめるような。オーガニックスパイスを販売している友人から、ブレンドするおもしろさを教わったのも理由の一つです」
「カレーソースをまろやかに仕上げるために、ある工夫をしているんです。その方法は、うちのスペイン人スタッフが調理しているのを見て思いつきました。
このレストランには、いろいろな国からのスタッフがやってきます。互いにヒントを受け取って、工夫をし合うのがとても楽しいですね」
英語があまり得意ではないと言いながら、開発さんは外国人スタッフにも積極的に話しかけます。笑いが起こり、気持ちが伝わる光景を見て、意思疎通には言葉以外にも大切なものがあるのだと感じました。
「ニセコに集まったのだから、どこから来たとかは関係なく、力を合わせてやっていきたいというのが僕の考えです。それは素材でも同じことで、このニセコという地にあるものを組み合わせていい料理に仕上げたい。だから、地元の野菜やお米にこだわるんです」
いつもありがとうございます、といってくださった開発さん。
私たちも、その言葉に大きな力をいただきました。
おいしく仕上げてくださって、ありがとうございます!
レストラン エレメンツ
〒048-0078 北海道倶知安町樺山65-13 always niseko 1F